出産後から5歳くらいまでの間に役に立った事を書きます。
マニュアル世代の私は何か説明書きのようなものがないと何もできないタイプです。
育児の時にその悪いところが前面に出て「ミルクをあげたのにどうして寝てくれないんだろう。」とか今考えると信じられないような事を考えていました。
とにかく何もわからず一生懸命だったのですが。
何をしても不安になる自分を助けてくれた一冊をご紹介します。
子育ての毎日は不安で泣いてばかり
私は39歳の主婦です。
子供に関して、おっぱいを飲んでくれない、寝てくれない、ぐずっている理由が分からない等、核家族で育った私には不安に思うことだらけでした。
また鼻水やちょっとした咳などの健康面でのトラブルや異変についても、インターネットにはおびただしいほどの情報が溢れているので調べる事が簡単に出来ますよね。
このまま放っておいていいものか最悪のパターン等の記述を見ては不安になったりと、とにかく心が安定しない事ばかりでした。
こういった事は自身が生まれた時代の自分の母や祖母や近所のおばちゃんと一緒に社会で子育てをしていた時代には「大丈夫。」という声かけ1つで乗り切る事が出来たていたんだと思います。
私の場合は1人でマンションの部屋で泣きながらPCに向かって調べる日々でした。
定本育児の百科で育児が精神的に楽になる
医師で思想家でもある松田道雄氏の育児の百科があります。
「定本 育児の百科」は1960年代に初版で発行されました。
現在でも小児科の先生がお勧めするほどの本です。
育児という未知の体験で日々不安に直面した多くの人々が本書によって導かれ、勇気づけられた。
開業医としての経験の蓄積と内外の最新の医学書に目を通して改訂を続けた不断の努力による本書は、単なるハウツー本ではない。
最晩年まで社会的活動を続けた著者の仕事の集大成であり、平易な言葉で書かれた思想の書である。
母親が私を育てる時に使っていた本です。
この本を薦めてくれた事もあり購入しました。
赤ちゃんの生理現象から健康トラブル、しつけ、離乳食、保育所での過ごし方などについて松田先生のやさしい語り口で説明されているんです。
基本的に月齢の流れにそって記載されているので、その時々のありがちなトラブルや起こりうる事故などが細かく記載してあって、とても有益でした!
核家族子育てにお勧め!読んでみた感想
私にとってこの本は「大丈夫だから安心してね。」と言ってもらうためのバイブルでした。
おおよそのことは心配することはないとしながら、本当にすぐに受診すべき部分ははっきりとそう書いてあります。
この部分はとても重要ですよね。
この本を手に取って月齢においての悩みでひいてみたり、気になるキーワードでひいてみたりしながら眺めることで心を落ち着かせ、「ああ、うちの子は大丈夫だ。」とまた赤ちゃんに笑顔を向けられました。
子育ては肩肘張らなくても大丈夫だと言う事です。
成長につれて出来る事なども書いてあるので、少し先読みして楽しみにしたり、そういう本でもありました。
私の育児バイブルです。
「定本育児の百科 (岩波文庫) 松田道雄 著」
バラ売りもされています。
気になる人はぜひチェックしてみましょう。
出産祝いにもお勧めです。
古い本のため最新情報は調べないとダメ!
前述しましたが元の本は大変古い物です。
私が赤ちゃんの時からあります。
病名、薬の名称などが古い記載になっているものもあります。
情報として間違っているものが載っている事はないと思われますが、治療方針などが昔と異なっている場合があると思うので特定の病気にかかった際の情報源とするには注意が必要だと思いました。
また川崎病など最近になって色々と分かってきた病気については丸ごと載っていないものもあります。
最新情報は別途調査が必要です。
PCで色々と検索してしまう無駄をなくせた!
赤ちゃんのちょっとした生理現象や変わった事などは気になります。
もしかして病気なのかもと少しでも思ったらこの本を開き落ち着いてみることにしていました。
だいたいこの本には月齢ごとに起こりうる現象や事故などが細かく記載してあり、またほとんどが病院に行くまでもないことが分かりました。
索引も非常に充実していて、赤ちゃんにトラブルがある時は索引から自分に余裕がある時は、月齢に沿って読み流していくことで今の子供にどんな現象が起こりうるか情報として知っておくことができました。
この本に出合ってから無駄にパソコンを開いてインターネットの膨大な情報を見て不安になることが減りました。
語り口もやさしく医学書のようなものではありません。
一家に一冊としたい本です。
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